アルゼンチンvsフランス

ともにワールドカップ終了後に中心選手の引退により
チームを作り替える必要がある強豪同士の対決。
フランスはジダン。アルゼンチンはリケルメという中盤の
エースが代表引退した。

試合は前半15分、左サイドのサネッティからサビオラへ。
サビオラがヒールで縦に流したボールを走り込んだサネッティ
からセンタリング。クレスポが絶妙の動きでマークをはずし
シュート。いったんはセーブされたが、はじいたボールをサビオラ
のシュートがゴール。
流れるような動きの中からの得点でアルゼンチン先制。

ワールドカップでセルビアから25本のパスを繋いで
得点を上げただけあって、リケルメ引退のあとでも
自分たちらしい細かくミスのないパス交換でチャンスメーク
し続けたアルゼンチン。ゲーム全体もアルゼンチンペースであった。
一時期、厳しいハードマークで戦うしか無かったころに比べると
最近のアルゼンチンは本当に攻守ともに良くなってきた。
この試合は31歳のエルナン・クレスポも調子良くかったが
途中交代の18歳アグエロ、メッシ、テベスと得点をあげた
サビオラを含めて実に強力なオフェンス陣であると思う。

対するフランスはアンリという一本槍で対抗せざるを得なかった。
ジダン引退の穴は予想通り大きい。日本の中田引退と同様フランスも
歴代最高のゲームメーカーを失い、欧州選手権、ワールドカップなどの
出場は厳しいものになるであろう。
WCでの活躍から注目された、”ジダン2世”リベリーはやはりジダンの
後釜の厳しさを痛感したと思う。研究されているとはいえ、エースとして
のチャンスメークは皆無であったように思う。
パスがスペースに出ない、人が動かないという状況なのでアルゼンチン
DF陣に完全にマークされてパスを入れていたので、シュートチャンスは
全てDFに塞がれていた。
マケレレ、ビエリもバイプレーヤーとして渋いプレーをしていたが、ボール
奪取後に安心してボールを預けられる選手が居ないの自分でドリブルし
早い攻撃につなげられて居なかった。
ジダンの穴をふさぐには違うサッカースタイルを構築するのが案外
早いかもしれないね。。それほど、ジダン依存のサッカーであったのだろう。

そんな対照的な出来であったがスコアは1-0でアルゼンチン勝利。
強豪としてのフランスの意地のスコアであった。
日本がアルゼンチンとやったら。。。。。。
0-1どころじゃないだろうね。。

世界の一流同士の親善試合は本当に面白い。。

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