第1条 競技のフィールド

審判資格講習が近いので、ルールのおさらいをしてみようと思う。

サッカーのルールは全部で17条。
その第1条は競技のフィールドについて書いてある。
サッカーのルールは英・仏・独・西の公用語4つの版がありそのうち
英語版をJFAの責任で和訳し、我々に伝わってくる。
当然、和訳なので誤訳…というか、微妙にワケの分らん訳もあるが
なんとか現在までまるく収まっているように思う。

で、第1条。。です。
すぐに終わるので寝ないでくださいね。。

まずフィールドの大きさについて。
長さ/幅とも最大/最小について規定がある。
それで、タッチラインがゴールラインより長い長方形である必要がある。
長さ 90~120メートル
幅  45~90メートル
これでいうと若干タッチラインが長い90×90のフィールドもOKとなる。

国際試合になると
長さ 100~110メートル 幅 64~75メートルの規定がある。
ただ殆どの国際試合は68×105のサイズで実施されている。

先日のアジアカップ予選のイエメン戦はゴールラインが64メートル
しかないと報道されていたが、規定ギリギリだったのだ。。
(もしかしたら、もっと短いのかもしれないが規定に合わせた
報道だったのかもしれないと思っている。なんたって何でも
アリの中東だもんね)

それから、覚えておいて欲しいのはラインの幅。
さて、どのくらいあると思う?。
答えは12センチ(5インチ)です。
普通の学校のラインカーの線では駄目なんです。
12センチって結構太いのよ。
今度、定規で12センチを体感してみてください。

次は面白い大きさについて。
それは、ゴールの大きさです。

左右のポストの間隔は7.32m。
クロスバーの下端から地面までは2.44メートル。
フィールドの大きさが結構、余裕をもって規定されている
割りにゴールのサイズって細かい!って思いませんか?。
ゴールの大きさが世界共通なのは当然だけどセンチ
単位で規定されているなんてね。。
でもこれはメートル表記の多い日本用で
天地 2.44mは8ft(フィート)
左右 7.32mは8yds(ヤード)の
フィート、ヤード表記をメートル表記したかららしいです。
メートル覚えられないときは8フィート、8ヤードで覚えましょう!。

最後に1つ。
ゴールネット(ゴールを覆っている網)の設置は義務でしょうか?。
なんと、これは義務じゃないんです。
これって凄いことだと思いませんか?。
日本ではゴールと網はサッカーに必須のイメージがありますよね。
無くても、サッカーなんです。

こういう環境/設備/道具に曖昧さを沢山残すサッカーだからこそ
世界中で(特に設備/道具をそろえるのが困難な貧困国
)大勢の人に愛されプレーされていることでは無いでしょうか。

う~~ん、サッカーって素晴らしい!!!

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